◇24日(日本時間25日) パドレス0―8ヤンキース(サンディエゴ)

 前回登板で日米通算200勝を達成したパドレスのダルビッシュ有投手(37)は、地元でヤンキース戦に先発。メジャー自身2度目の1イニング3被弾など5回2/3をともに今季ワーストの9安打7失点と乱れ、2敗目(4勝)を喫した。

 3回、ソトに高め153キロのシンカーを右中間席に運ばれる14号2ランを浴びると、ジャッジには低めスライダーを左翼席へすくい上げられ、2者連続の16号ソロ。さらに2死一塁、スタントンに真ん中のカーブを左翼ポール際へ運ばれる13号2ランを浴び、「1イニング3被弾」はメジャー実働12年目で22年7月2日、ドジャース戦の1回以来2度目だった。

 とどめは4回、トーレスにソロを許し、「1試合4被弾」は昨年7月24日のパイレーツ戦以来4度目。これに鼻高々だったのは、ヤンキース傘下放送局YESの著名アナリスト、ジャック・カリー氏だ。試合前のプレゲームショーで「ダルビッシュはここまで(メジャー自己最長の)25イニング連続無失点。ヤンキースは点を取らなければ勝てない。ダルビッシュ相手だと早いカウントから攻撃的に打って出ることがカギになる。早いカウントで甘い球があれば、それをきっちりたたくことだ」と語っていた。

 試合後の同アナリストは、自身のX(旧ツイッター)にプレゲームショーの動画を添付し、「試合前、ダルビッシュ相手には早いカウントでのアグレッシブさが大事だと話していたが、それこそきょうのヤンキースがやったことだ。4本塁打は初球と2球目が2本ずつだった」と記した。(写真はAP)