◇24日(日本時間25日) パドレス0―8ヤンキース(サンディエゴ)

 前回登板で日米通算200勝を達成したパドレスのダルビッシュ有が6回途中7失点で今季2敗目(4勝)を喫した。1回に犠飛で先制を許すと、3回に1イニング3被弾、4回も1本塁打を浴びるなど強打のヤンキース打線にのみ込まれた。

 ただ、屈辱の試合後、百戦錬磨のダルビッシュはさばさばとしていた。ビデオを見返し、打たれた理由を分析。「(フォームの)メカニックで今日はこれができなかったというのがわかっている」と語った。

 「この数年で自分がハードヒットを打たれている試合は大体共通して、同じようなフォームの問題になる」という。「左足を上げて出ていく時の、(股関節の)内旋を保ったまま出ていかないといけないが、内旋がほどけるので、(体が)早く開くというのがあった」。その結果、球が見えやすくなったと結論づけた。

 試合前まで25イニング連続無失点を続けていた右腕が、突如として一発を立て続けに浴びれば、癖などが出ていたことも疑うが、本人は「それはないと思う」と語った。長いシーズン、乱調になる登板はある。修正箇所が分かれば、切り替えて、次戦に備えるだけだ。