◇26日 第91回日本ダービー(G1・東京・芝2400メートル)

 牝馬唯一の出走で、4頭目の牝馬ダービー制覇を目指したレガレイラ(牝3歳、美浦・木村)は単勝2番人気に支持されるも5着だった。今回もスタートから後手に回る競馬。道中は脚を温存して、直線一気のスパートで巻き返す策だったが、差し馬には展開が厳しい遅い流れになった。上がり3F33秒2とメンバー最速の脚で伸びてきたが、前を捉えるには遠かった。

 ホープフルS以来のコンビ再結成だったルメールは「いつも通りにスタートが遅くて、内枠でもあり、いいポジションが取れなかった」とダッシュがつかず、思い通りの競馬にならなかったことを悔やんだ。「ペースがスローで後ろからでは難しいですね。差し切るのは大変でした」。今春は皐月賞、ダービーに挑戦し、結果は実らなかったが能力の高さは世代トップクラス。秋にどの路線を歩んでも、注目の一頭になる。