◇優勝一夜明け会見

 大相撲夏場所で史上最速となる初土俵から7場所で優勝した小結大の里(23)=二所ノ関=が27日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で会見。石川県津幡町出身の準ご当地力士として、大関取りの足場固めの期待がかかる名古屋場所(7月14日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けた意気込みを語った。

 新三役場所で12勝。「名古屋場所は石川から近い。たくさんの方が応援に来てくれると思うので、いい姿を届けられたらと思います」と主役としての自覚を言葉にした。

 巡業のない6月に帰省できるかは未定だが、郷土愛をアピール。もし帰れたらやりたいことは、カツと千切りキャベツが特徴的なご当地グルメ「金沢カレー」を頰張る。「Lサイズで、福神漬けをお椀に半分入れて」とお気に入りの食べ方を打ち明けた。

 会見後は、色紙に「石川県の皆さん 応援ありがと」。勢い余って「う」のスペースがなくなったのは愛嬌。7月の名古屋でも、能登半島地震の被災地を含めた故郷石川に元気を届ける。