ディーエムソリューションズ<6549>は14日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比約2%増の182.07億円、営業利益は同22.9%増の5.68億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同27.7%増の4.02億円の大幅増益となった。



ダイレクトメール事業の売上高は前期比2.8%増の159.04億円、セグメント利益は同4.8%増の8.82億円となった。DM発送においては、企画制作からデザイン、印刷、封入・封緘作業を一括して手がけるワンストップサービスの提供、郵便やメール便のスケールメリットを活かした提案型営業を積極的に展開し堅調な伸びとなりEC通販市場の拡大に伴い需要が増加している宅配便等の小口貨物を取扱うフルフィルメントサービスについては、市場にニーズを捉えて拡大が継続している。



インターネット事業の売上高は前期比横ばいの13.16億円、セグメント利益は同43.7%増の2.68億円と大きく利益が増加。コンサルティング型マーケティングサービスの提供を強化するとともに、これまで培ったWebサイトのコンテンツ制作ノウハウを活かしたバーティカルメディアサービスにも引き続き注力した。



アパレル事業においては、為替やインフレ等の外部環境の影響を受けたものの、会社であるビアトランスポーツの販売体制の整備充実を図るとともに経営体制の強化を進め、ビアトランスポーツのサイトを通じた商品の販売の促進に努め、売上高は9.86億円、セグメント利益は0.53億円を確保した。



2025年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比5.5%増の192.00億円、営業利益が同13.5%増の6.45億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.4%増の4.23億円としている。2024年3月期は、1株配当12円で配当を開始。2025年3月期は、3円増配し1配当15円の増配計画としている。