ポステコグルー監督は勝利に集中

 イングランド1部トッテナムは、5月14日に行われたプレミアリーグ第37節マンチェスター・シティ戦に0-2で敗れた。これにより来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃すことが確定したが、ライバルであるアーセナルのリーグ優勝が困難になったことを喜ぶ声もファンから上がった。ファンの反応について問われたアンジェ・ポステコグルー監督は、そうした反応に関心がないことを強調している。英紙「メトロ」が報じた。

 トッテナムは前半をスコアレスで終えたが、後半7分にFWアーリング・ブラウト・ハーランドに先制ゴールを決められる。同41分にはトッテナムのキャプテンである韓国代表FWソン・フンミンがGKと1対1となる決定機を迎えたが、GKシュテファン・オルテガの好セーブに阻まれて得点できない。そして後半アディショナルタイム、シティはハーランドがPKを決めて2-0で勝利した。

 この結果、シティは2位のアーセナルに勝ち点2の差をつけて最終節を迎えることになった。CL出場を逃した5位トッテナムだが、最大のライバルであるアーセナルの優勝も難しくなったことから、記事では「トッテナムスタジアムでは、アーセナルの優勝を唯一阻止できるチームに負けたことで、多くのホームのファンは複雑な雰囲気に包まれた。試合中もアーセナルに向けたチャントが歌われ、一部にはハーランドのゴールが決まった際に喜ぶ者もいた」と伝えている。

 そして、このファンのリアクションについて問われたポステコグルー監督は「興味ないね。気にしない。とにかく興味ないんだ。私はズレているのかもしれないが、気にしていない。私はとにかく勝ち、このサッカークラブを成功させたい。そのために私は加わったのだからね。ほかの人がどう感じるか、ほかの人の優先が何にあるか、それについて私の関心はゼロだ。私は何が重要かを分かっている。勝つチームを作ることで、私はそこに集中しないといけない」と、チームの強化に集中していることを強調した。

 最終節を5位で迎えることになったトッテナムだが、消化試合数が1少ない暫定6位のニューカッスルと、同7位のチェルシーに抜かれる可能性がある。来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保するためには、最終節シェフィールド・ユナイテッド戦に勝つ必要あるが、来季のEL出場権を確保できるだろうか。

FOOTBALL ZONE編集部