磐田は小学生の前で逆転勝利を飾った

 ジュビロ磐田は5月25日にJ1リーグ第16節で湘南ベルマーレと対戦し、3-2の逆転勝利を飾った。この一戦を毎年恒例の磐田市の小学生約3000人が一斉観戦授業し、その声援の“圧”に大きな反響が寄せられている。

 試合は開始13秒でプレスをかわされると、MF池田昌生のクロスにFWルキアンにヘディングシュートを決められ、いきなり先制点を奪われた。さらに前半29分にもPKで追加点を許した。前半アディショナルタイムに1点を返したものの、リードされたまま折り返した。

 だが、磐田はここから終盤にギアを上げる。後半37分に同点に追いつくと、4分後にMFレオ・ゴメスが勝ち越しゴール。劇的な逆転勝利で6試合ぶりの白星を飾った。

 この試合、チームを後押ししたのは小学生たちだった。バックスタンドを埋め尽くした毎年恒例、磐田市小学生の一斉観戦授業。約3000人が声援を送り、“圧”で鼓舞した。2011年から13回目となる今回は磐田市が市内22校の小学5〜6年生を招待。市が「Jクラブと地域社会が一体となって実現するスポーツが生活に溶け込み、人々が心身の健康と生活の楽しみを享受することができる町」を目指すうえでの取り組みだ。

 響き渡った子供たちの“ジュビロコール”にファンからは「動員した地元小学生軍団の圧がやばい。この試合の最大の脅威になるかもしれぬ」「ずーっとジュビロコールしてる小学生達本当に英才教育」「感動する」「凄く素敵な一体感」「これで小学生もジュビロのトリコのはず」などSNS上で大きな反響を呼んでいた。

FOOTBALL ZONE編集部