アーセナルは勝点89の2位で今季のプレミアリーグ全日程を終えた。昨季に続きあと一歩のところで、マンチェスター・シティに先を行かれた形となっている。来季悲願の優勝を果たすために、チームに必要な選手の獲得に動いているようだ。英メディア『TBR』は、アーセナルが獲得に動く可能性の高い選手について報じている。

 同メディアは、「アーセナルは今夏、新たな選手を獲得する計画を進めている」と前置きし、「補強が必要なポジションの1つはMFだ。アーセナルにはデクラン・ライス、ジョルジーニョ、トーマス・パルティが主な選択肢としてあるが、もう1人の6番が役に立つ可能性が高い」と、具体的に補強する可能性の高いポジションを挙げていた。

 そして、具体的に名前が挙がっているのがニューカッスル・ユナイテッドに所属するMFブルーノ・ギマランイスだ。ギマランイスは今季リーグ戦37試合に出場し、7ゴール8アシストをマーク。

 データサイト『FBREF』によると、キーパス62本(リーグ22位)やエリア内へのパス70本(6本)などでリーグトップクラスの数字を残している。また、各種守備の指標でもリーグ上位の数字を残しており、同メディアは「シティを追い詰めるためには、もう一人の優秀な選手が必要なのは明白だ。ギマランイスはアーセナルにとって完璧にフィットする選手だろう」と同選手獲得に太鼓判を押していた。

 もっとも、同選手獲得には契約解除金1億ポンド(160億円)が必要と言われており、ニューカッスル側としては全額を支払うクラブに対して売却を望んでいるようだ。そのため、アーセナルだけではなくシティやパリ・サンジェルマンなど、資金力のあるクラブからのオファーを同選手の代理人は待っていると報じられていた。

 しかし、同メディアは、「ニューカッスルはプレミアリーグの利益と持続可能性のルール(PSR)に違反する可能性があり、今夏に複数の選手の売却が必要になる可能性がある」と指摘。そのため、契約解除金1億ポンド満額ではなく、8000万ポンド(128億円)で獲得できる可能性があり、アーセナルは2000万ポンド減額された金額での獲得を狙っているようだ。

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