広島・坂倉&矢野が高速送球…送りバントを阻止して併殺

■広島 9ー6 DeNA(25日・横浜スタジアム)

 広島・坂倉将吾捕手と矢野雅哉内野手が25日のDeNA戦(横浜)で見せた“高速美技”に注目が集まっている。無死一塁から試みたバントを素早く処理して併殺に。ファンは「異次元で守備固い」「すべてが速すぎる」「ショートにも菊池がおる」と驚いている。

 6-6で迎えた延長10回無死一塁、DeNAの林が送りバントを試みた。ホームベース手前で跳ねた打球を坂倉が素早く二塁へ送球しアウトに、ベースカバーに入った遊撃の矢野が機敏な動きで一塁へ高速送球し、併殺を完成させた。

 8年目25歳の坂倉は昨秋から侍ジャパンに選出され、今季は一塁と併用されながらチームを支える。4年目25歳の矢野は遊撃でチーム最多の25試合に先発出場。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、守備全般での貢献を示す「UZR」は遊撃手でリーグトップの4.0を記録している。

「DAZN」が公式X(旧ツイッター)に動画を投稿すると、ファンは続々反応。「パーフェクト」「えぐすぎんよ」「全てが美しい」「カープの守備カッチカチ」「矢野バケモンすぎる」「矢野ヤバすぎて引いてる」「矢野の送球よ! 肩バケモンやろ」とコメントが寄せられている。広島は25日終了時点で首位・阪神に1.5ゲーム差の2位。固い守備は強みの1つになっている。(Full-Count編集部)