メジャートップに並ぶ4戦連発17号、OPSも1.050で1位

■ヤンキース 4ー1 パドレス(日本時間26日・サンディエゴ)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が衝撃の打棒を見せている。25日(日本時間26日)の敵地・パドレス戦で4試合連続の17号本塁打。ガナー・ヘンダーソン内野手(オリオールズ)、カイル・タッカー外野手(アストロズ)に並んでメジャートップに立った。月間11本の量産ぶりにファンも驚嘆。「彼は90本打つ」「怪物」「神モード」と声をあげている。

 ジャッジはこの日、初回に左中間へ429フィート(約131メートル)の特大先制2ラン。4回には左翼線二塁打を放った。二塁打は18本目でリーグトップ、大谷の17本を抜いてメジャー単独2位となった。OPSも1.050とし、大谷の1.034を抜いて両リーグトップに立った。

 上昇ぶりがすさまじい。MLB公式サイトによると、ジャッジは4月20日(同21日)の本拠地レイズ戦で4打席4三振を喫して、地元ファンからブーイングを浴びた。この時点で打率.179、3本塁打、OPS.682に沈んでおり、「同じ状況なら、自分もそう(ブーイング)する」とコメントしていた。

 ところが、ここから今月24日(同25日)時点で打率.346、出塁率.482、長打率.794、12本塁打と打ちまくっている。「過去最高の月の1つとも言っていい活躍を見せている」と記事は伝えている。

 MLB公式のサラ・ラングス記者によると、ジャッジの今月のバレル数は24日(同25日)時点で28。2015年からスタットキャストが算出しているバレル数で、昨年4月のマット・チャップマン(当時ブルージェイズ、現ジャイアンツ)の24を超えて歴代トップだという。長打になる可能性が高い理想的な打球を量産し、数字を伸ばしている。大谷の月間最多バレルは昨年6月と今年4月の21だ。

 圧倒的な打棒を披露するジャッジにファンも歓喜。「MVP」「野球界で最高の打者」「この惑星で最高の打者」「信じられない男」「どうやって攻略すればいいんだ!?」「不振だった4月のことを覚えている?」とSNSにはコメントが並ぶ。今月は打率.390、11本塁打を記録する32歳。一体どこまで数字を伸ばすだろうか。(Full-Count編集部)