飼い主さんが柴犬に差し出した両手。片方にはおやつが入っています。どちらに入っているかを当てるゲームに挑戦する、4年前と現在の姿がX(ツイッター)で話題になっています。4年の月日が経ち、柴犬に変化はあったのでしょうか。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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2択をはずしてがっかりする柴犬に反響

「【どっちだゲーム】をはずして絶望してた頃から早くも4年の年月が流れました。ここで4年経った柴犬の成長した姿……。進化したはるちゃんの【どっちだゲーム】をご覧ください……」

 そんなコメントとともに投稿された2本の動画。そこでは、白い柴犬が飼い主さんの手の中に隠されたおやつを当てるゲームをしています。

 1つ目の動画は、柴犬がまだ幼かった頃。飼い主さんが隠したおやつが左右どちらの手に入っているのか、キョロキョロして悩んでいます。しばらく考えて右手をタッチしました。しかし、残念ながらおやつは入っておらず、悲しげな表情に。反対の手におやつが入っていたことを知ると、おやつをじっと見つめフリーズしてしまいました。

 2つ目の動画には、大きく成長した姿が。おすわりする柴犬の前で、飼い主さんがおやつを宙に投げ、パッと片手に隠します。すると、柴犬は勢い良く飼い主さんの左手をタッチしました。鼻を近づけ、おやつをすぐに食べられるようにスタンバイしますが……左手におやつはありません。反対の手に入っていたことを知ると、4年前と同じようにしばらくフリーズ。目の前のおやつを食べることもなく、切ない表情を浮かべています。

 この動画がXで公開されると、2.3万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「また絶望してる」「リアクション芸は完璧」「かわいさは4年前と変わらず」「当たらへんのかーい!」「4年に1度のどっちだゲーム。また4年後のリベンジに期待です」など、さまざまな声が寄せられています。

とても賢いはるちゃん おやつは指示を聞いてから

 注目を集めたのは、柴犬で4歳の女の子「はる」ちゃん。甘えん坊な性格で、茶色い耳がチャームポイントです。

 話題になった動画には、4年前と現在のはるちゃんが収められていました。飼い主さんは「『どっちだゲーム』を今やったらどんな反応をするのかな?」と思い、やってみたそう。

「自信満々で当てにいったのにはずしたので、ショックを受けていたのかもしれません。おやつ食べられないかも……でも食べたい……と、頭の中はおやつのことでいっぱいだったと思います」

 おやつが入っている手を見せられても、おやつを食べようとしなかったはるちゃんはとてもお利口です。これは、飼い主さんの指示を聞いてからおやつをもらうというルールをきちんと守っているから。ゲームに失敗したら食べられないことも、しっかり理解しているようです。

「おやつはお手やおすわりなどの指示を出してからあげているので、普段から勝手に食べることはあまりないです。今回の場合は、当てたら食べられる=はずしたら食べられないと、はるちゃんなりにルールを理解しているのだと思います。はずしても、『食べていいよ』と声をかけると、喜んで食べています」

 飼い主さんによると、はるちゃんが2択を当てられる確率は4割ほど。「6割はずしていますが、毎回自信満々で当てにいっているのがなんとも言えずかわいいです」と目尻を下げます。

 動画撮影後はしっかりおやつをもらい、満足げに遊んでいたというはるちゃん。次の挑戦も楽しみですね。かわいらしい姿は、YouTubeチャンネル「実家の柴犬が可愛いすぎる 白柴犬はる」でも見ることができます。

○取材協力:白柴犬はる(@haru_haruchanko)さん

Hint-Pot編集部