女優・石原さとみ、フリーアナウンサーの三田友梨佳が9日、都内で石原主演の映画「ミッシング」(吉田恵輔監督、5月17日公開)のトークイベントを行った。

 2022年4月に第1子出産を発表して以降、石原にとって初の映画出演作。脚本も担当した吉田監督のオリジナル作品で、娘の失踪事件をきっかけに、様々な情報に翻弄(ほんろう)されていく母親・沙織里を演じる。石原は21年の映画「そして、バトンは渡された」(前田哲監督)で、夫を何度も変えながら自由奔放に生きる母親を演じた。母役は今回が2度目だが、出産を経ての演技となった。

 石原は「出産後初の演技ということで、作品の内容的に苦しくて脚本が開けなかった。ただ、子どもがいないと想像できないシーンがあったので、母としての演技ができたところもあった」と明かした。仕事と子育ての両立に関しては「本当に、本当に大変。映画の撮影は3週間で終わって。正直、役に没頭できたのもありつつ、家族とシッターさんの助けもあって、乗り越えられた」と明かした。

 現在も育児まっただ中で、石原は「連ドラの撮影もあって大変。子どもの病気と撮影スケジュールが重なった時がカオスで。体調的にも、ずっと子どもを抱っこで腰が痛くて。1歳を超えたあたりから、子どもが体調を崩すことが増えて。いつ落ち着くのかなって。子どもの風邪をもらうこともあったけど、昨年2回もらったかな。でも熱は出なかった。母になって強くなりました」と明かした。

 三田アナも昨年3月に第1子を出産している。三田アナは「私も子を授かって、心も体もたくましくなりますよね。子どもが生まれて、子どもを抱きながら、重いスーパーの荷物を持てたり。ジムなら上げられないのに、子どもなら軽々と持ち上げられる。不思議ですよね」と同感していた。

 育児トークは盛り上がり、石原は「とにかく、少しでも寝るように心がけてます。子どもがベビーカーで寝たら、行かないようなカフェで飲みものを買って、風を感じたり。あとは、子どもの前では、仕事に行く感じを出さない。寝かしつけた後に仕事に行く感を出さないように、演じてます」とママの顔をのぞかせた。