仕事のストレスやGWの遊び疲れでグッタリ。こんな時こそサウナで“整う”のがいいだろう。

 日帰り入浴施設「妹背牛温泉ペペル」が大規模改修して4月27日にリニューアルオープンし、町内外から注目を集めている。ペペルは1993年開業。配管などの老朽化のため、昨年5月から長期休業して工事を行い、新設備を備えて生まれ変わった。その目玉がサウナだ。

 サウナ室を従来の3倍に拡大し、16人がゆったり座れる広さとなった。また、熱した石に10分間隔で水をかけて水蒸気を発生させる「オートロウリュ機能」付きサウナストーブを設置。通常のドライサウナより発汗が促されるという。さらには露天スペースにも北空知圏で初の「バレルサウナ」(樽型サウナ)を新設。こちらはアロマ水を石にかけることにより、安らぎのある香りで爽快感を味わえる。

 浴室は「レタラの湯」「クンネの湯」の2種類。白を基調とした明るい雰囲気、黒を基調とした落ち着いた雰囲気を、男女日替わりで楽しめる。各種サウナと源泉掛け流し100%の天然温泉で、心も体もリフレッシュ。自らもサウナ好きという同町企画振興課の大崎剛典主幹は「サウナブームで町外からの観光客も呼び込めれば」と期待を高めている。

 ◇妹背牛温泉ペペル 営業時間は午前10時〜午後10時(最終入館時間は同9時半)。料金は妹背牛町民が500円(小学生250円)、町外の人は700円(小学生350円)。

  〇…面積の7割以上が農耕地で、そのほとんどが水田。そこで育ったおいしい米も、妹背牛の自慢だ。同町では2003年から一部の水田のあぜにハーブを植える取り組みを行っている。ハーブには防虫効果があり、稲穂を害虫から守ってくれるおかげで農薬の使用を最小限に抑え、安全性の高い米を栽培できるという。収穫された後は「北彩香」というブランド米として販売している。またハーブも有効活用し、特産品の原料として使われている。

 ◆妹背牛町 空知管内の北部に位置し、札幌から車で約1時間、旭川からは約30分。総面積48・64平方キロと道内で3番目に小さい。1923年に深川町から分立して妹背牛村に。52年に町制施行。主産業は農業。専用シート4面のカーリングホールや総合体育館、トレーニングセンター、パークゴルフ場などスポーツ施設も充実している。人口2604人(4月末現在)。