◆JERA セ・リーグ 中日0―2巨人(7日・バンテリンドーム)

 巨人は山崎伊織投手が23年10月4日のDeNA戦以来となるプロ2度目の完封勝利で3勝目を挙げた。中日戦はデビューからこれで無傷の5連勝。被安打4、6奪三振、119球の熱投で防御率は1.55となった。7回に門脇誠内野手が中前適時打を放ち20イニングぶりの得点挙げ、そのまま逃げ切った。

 山崎伊は1回、先頭打者の大島洋平外野手に四球を与えたが、後続を抑えて無失点。2回も先頭の中田翔内野手に左前打されたが、続く3人を打ち取った。3、4回は三振と内野ゴロ5つでいずれも3者凡退。

 5回は先頭の岡林勇希外野手に右前打され、送りバントで1死二塁とピンチを迎えたが、田中幹也内野手を左飛、涌井秀章投手を空振り三振に仕留めた。

 6回は大島洋平外野手が先頭打者で左前打、石川昂弥内野手の右前打で1死一、二塁となったが、6日に2打点と当たっている細川成也外野手を空振り三振、中田翔内野手を遊飛に打ち取り、得点を許さなかった。

 打線は2回1死から坂本勇人内野手が右前打を放ったが無得点。5回は先頭の坂本が四球を選んで出塁。萩尾匡也外野手の打席でバスターエンドランで萩尾が空振りの間に坂本が二塁盗塁。無死二塁とチャンスを広げたが、萩尾は投ゴロ、岸田行倫捕手は三ゴロと走者を進められず、門脇誠内野手が四球、山崎伊は見逃し三振で得点できなかった。

 投手戦が続いた7回、巨人が先取点。先頭の岡本和真内野手が四球、坂本がチーム2安打目となる右前打、萩尾匡也外野手が初球できっちり送りバントを決め、1死二、三塁。岸田の四球で1死満塁となったところで、門脇誠内野手が中前タイムリーを放ち、均衡をやぶる、20イニングぶりの得点となる1点。さらに2死満塁から丸佳浩外野手が粘ってフルカウントから四球を選び、押し出しで2点目、涌井は降板となった。

 8回も吉川尚輝内野手が先頭で中前打で出塁し、坂本の四球で1死一、二塁とチャンスを作ったが後続が倒れ、追加点はならなかった。