8日に出場選手登録を抹消された巨人・大城卓三捕手が10日、2軍に合流した。不振によるシーズン中の2軍調整は2022年6月以来、約2年ぶりとなり「本当に結果が出なかったので。このような場を設けてもらったので、守備もそうですけど、打撃でもしっかりとした結果が残せるように。結果を残して上に上がれるようにやっていきたい」と語った。

 昨季は打率2割8分1厘、16本塁打、55打点と打撃3部門でキャリアハイを記録。今季から選手会長に就任するなどさらなる飛躍が期待されたが、ここまで23試合に出場し、打率1割8分8厘、0本塁打、3打点。現在、20打席連続無安打中と打撃不振に陥っていた。

 阿部監督は8日、ファームでの調整期間は無期限としながらも再昇格は本人からの申告制にする予定と明かし、「素晴らしいものを持っているんだから。とにかく、野球が楽しいなとかね、もう一回そういう原点に戻ってきてくれと言ったんだけどね」と復調に期待した。ジャイアンツ球場で打撃練習やノックなどを行った大城卓は「監督にもそう(原点に戻れと)言われましたし、屋外でこうやってできるので、グラウンドを駆け巡りたいなと思います」と力を込めた。