◆パ・リーグ 日本ハム―西武(15日・エスコンフィールド)

 日本ハムの万波中正外野手が先制の5号3ランを放った。

 「5番・右翼」で先発し、初回2死二、三塁で迎えた第1打席。西武先発・隅田の外角直球をコンパクトにはじき返すと、逆方向への打球は弾丸ライナーで右翼席最前列に着弾した。12日のロッテ戦以来、2試合ぶりの一発に「最高です!」とコメントした。

 価値ある一打となった。昨季チームが3戦3敗、防御率1・29に封じられた左腕に対し、初回からスティーブンソン、松本剛が連打で出塁。さらに暴投も重なって無死二、三塁と絶好機をつくったが、3番・郡司、4番・マルティネスが連続三振。無得点で終われば隅田を2回以降乗せるところだったが、若き主砲がこんしんの直球を完璧に打ち砕いた。