英テレグラフ紙電子版は15日、17日からタイ・バンコクで行われるFIFA総会で、26年冬に女子クラブW杯開始を理事会で決定する可能性があると報じた。

 同紙によると26年1〜2月の開催を予定しており、32チームが参加する男子のクラブW杯より小規模になる見込みとしている。

 冬季は米国の女子プロリーグ「NWSL」は春秋制のため、シーズンオフにあたる。同紙は、米国、メキシコ、オーストラリア、日本などが欧州勢のライバルになると指摘している。

 女子のクラブW杯は22年にFIFAが創設の意向を発表したが、具体化していなかった。アジアでは24―25年シーズンから、アジア女子チャンピオンズリーグが始まる予定で、今季WEリーグ優勝の三菱重工浦和が出場権を獲得している。

 また、FIFA総会では27年女子W杯の開催地が投票で決定される。すでに米国とメキシコが招致を辞退し、31年大会に立候補する意向を示した。ベルギー、ドイツ、オランダの共同招致も候補に残っているが、同紙によるとブラジルでの開催が有力視されている。女子大会は南米で開催されたことがない。