◆米大リーグ オリオールズ3x―2ブルージェイズ(15日・米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)

 ブルージェイズの菊池雄星投手が15日(日本時間16日)、敵地のオリオールズ戦に先発。4回1/3を6安打1失点。今季最多タイの9Kも88球、勝利投手の権利まであと2アウトで無情の降板となった。防御率は2・60。

 小雨が降り続く中、菊池が腕を振り続けた。初回先頭のウェストバーグに先制アーチを許すも、毎回のピンチを切り抜ける。2回は先頭打者に二塁打されたが後続に外野フライも打たせず、2安打に捕逸がからんだ4回1死二、三塁ではマキャンをチェンジアップで、ムリンスを155キロの直球で連続三振に仕留め左手でガッツポーズだ。

 

 6試合連続6イニング以上投げ、うち5試合がクオリティスタートと安定していた菊池。しかし、5回1死後ラッチマンに右翼線安打されたところでシュナイダー監督がベンチから飛び出して交代指令。88球は今季2番目に少ない球数だった。

 試合はブルージェイズが2―1の1点リードで9回を迎えたが、オリオールズがラッチマンの9号2ランで逆転サヨナラ勝ちした。