豪フレミントン競馬場で現地18日にリステッドのアンドリュラムズデンステークス(3歳以上、芝2800m)が行われ、D.レーン騎乗の1番人気ザマップが中団の内ラチ沿いから直線で馬群に包まれるも、残り300mで開いた進路から末脚を伸ばしてゴール前の接戦を制した(0.5馬身差)。

 ザマップを背後でマークしたモーストリィクラウディ(3番人気タイ)が、後方から内を巧みに立ち回って先に抜け出した同じく3番人気エクセラレーションとの2着争いを0.02馬身差で制し、2番人気のライオネルは最下位の15着に沈んだ。

 ザマップはD.クラーケン&O.マクギリヴレイ調教師が管理するアルパインイーグル(父ハイシャパラル)産駒の5歳牝馬。前走のG3クイーンエリザベス2世カップで重賞初制覇を飾り、その勢いとともに臨んだ今回の勝利によってメルボルンカップの優先出走権を獲得している。

 マクギリヴレイ師はレース後、豪競馬メディア『racing.com』のインタビューに対し、ザマップを放牧に出して3、4週間ほど楽をさせ、メルボルンCを目標に始動する考えを明かしている。