1980(昭和55)年5月26日、フランスのカンヌ国際映画祭で「影武者」が最高賞「パルムドール」に輝いた黒沢明監督が成田空港に帰国。日本映画では「地獄門」以来26年ぶりの快挙に、記者会見で「今度の映画には、僕の影武者のように、表に名前の出ない人がたくさんいて、僕を支えてくれた」と感謝の言葉を述べた。