【ファサーノ共同】イタリアでG7サミットに出席したバイデン米大統領は13日、イタリアのマッタレッラ大統領主催の夕食会を欠席した。米高官は14日、ウクライナとの安全保障協力協定の署名と重なり、調整が難しかったと説明した。一方、イタリアメディアは「疲労が理由だった」と報じた。

 岸田文雄首相ら他のG7首脳は夕食会に出席した。81歳のバイデン氏はこれまでも国際会議で夕食会をたびたび欠席し、昨年のG7広島サミットでは夕食を取りながらの協議を中座した。

 バイデン氏はイタリア訪問前、第2次大戦のノルマンディー上陸作戦80年式典出席などのため今月5〜9日にフランスを訪れ、米国にいったん戻っていた。