【モデルプレス=2024/05/15】女優の新垣結衣が主演を務める映画『違国日記』(6月7日公開予定)より、若手女優4人を紹介。併せてフレッシュな未解禁のメイキング写真も公開された。

◆新垣結衣主演「違国日記」

人見知りな小説家の高代槙生(こうだいまきお)(35)と、その姪・田汲朝(たくみあさ)(15)の対照的な2人の同居譚。なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに家族とも異なった、かけがえのない関係になっていく。今、世界が必要としている、優しさの形を提示するヒューマンドラマが描かれる。

原作は、『さんかく窓の外側は夜』など多くの人気作を生み出したヤマシタトモコの累計販売数170万部を突破した同名漫画。人見知りな30代女性と人懐っこい姪。まったく性格も異なる2人の交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点で炙り出し、「マンガ大賞2019」第4位、宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編第4位を獲得。今年6月に最終回を迎え、惜しまれながら6年という連載期間を経て終止符を打った。

主役の高代槙生を演じるのは、今月10日公開の『正欲』が話題を呼んでいる新垣。新垣とW主演で田汲朝を演じるのはオーディションで選ばれた新人・早瀬憩。さらに槙生の友人・醍醐奈々役には『さかなのこ』(22)の夏帆、槙生の元恋人・笠町信吾役には『愛なのに』(22)の瀬戸康史、朝の親友・楢えみり役には『少女は卒業しない』(23)の小宮山莉渚が扮する。

メガホンをとるのは、『PARKS パークス』(17)、『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20)の瀬田なつき。普遍的なキャラクターたちの交流をみずみずしく切り取る演出力に定評のある瀬田は、槙生と朝のかけがえのない関係と、そして彼らを取り巻く個性的な人々を魅力的に描き出す。

◆新垣結衣とW主演・早瀬憩らフレッシュなキャスト集結

小説家の槙生と姪の朝のいびつな同居生活を描き、かけがえのないメッセージを語っていく本作では、新垣や夏帆、瀬戸ら日本のエンタメ界に欠かせない人気俳優だけではなく、今まさに人気急上昇中の若手女優達が勢ぞろい。フレッシュな魅力で映画を盛り上げる4人の女優を紹介する。

主人公の朝を演じるのはオーディションで多くの候補者の中から選ばれ、映画初主演を果たした16歳のシンデレラガール、早瀬。日本テレビ『ブラッシュアップライフ』で夏帆演じる門倉夏希の中学時代を演じ、直近ではNHK連続テレビ小説『虎に翼』で視聴者からの人気が高い主人公寅子のボーイッシュな友人山田よねの少女時代を演じたことでも話題を呼んでいる。『違国日記』に続いて7月9日公開のホラー映画『あのコはだぁれ?』への出演も発表され、いま最も目が離せない女優として今後も活躍が期待されている。本作では、突然両親を亡くし目まぐるしく変わってしまった環境への戸惑いや、次々に新しい感情を抱き成長していく15歳の少女の姿を、撮影当時、役と同じ15歳だった早瀬が等身大に演じる。彼女の内面からにじみ出るピュアな魅力が、本作の最大の見どころのひとつにもなっている。

朝の親友・楢えみりに扮するのはモデル・歌手・女優の3つの顔を持ち、マルチな活躍を見せる18歳の小宮山。169cmの高身長とその長い手足を活かし「non-no」専属モデルとして活躍する。さらに7人組ダンス&ボーカルグループ「MISS MERCY」のRINAとしても精力的に活動し、同世代の女子たちから絶大な人気を誇っている。劇中で演じるえみりも小宮山同様に容姿端麗で明朗快活、男女問わず友達が多く学年のマドンナ的なキャラクターだが、実は誰にも打ち明けられない秘密を抱えている。いつも笑顔を絶やさないえみりが、ふとした時に見せる寂し気な表情から小宮山の繊細な演技力が証明されており、女優としても日々成長中の若手有望株だ。

本作で重要な役割を果たすキーパーソンとして登場するのは、4歳から女優活動をスタートさせ、18歳にして芸歴14年目となる伊礼姫奈演じる森本千世。朝とえみりが通う高校の同級生で、学年トップの成績を誇る秀才だ。目標を持ち勉学に励んでいるが、「女子であること」を理由に学校に不当に扱われてしまう事件が起きる。映画のメガホンをとった瀬田監督は「原作者のヤマシタトモコさんや編集者の方とお話したとき『森本千世のエピソードはできれば入れてほしい』とおっしゃられていたのを覚えています」と明かしている。伊礼は芯の強さを感じる印象的な眼差しで、物語の重要なポジションを担うキャラクターであることが窺える森本役を見事に演じきっている。

瀬田監督の前作『ジオラマボーイ・パノラマガール』にも出演した滝澤エリカが演じるのは、高校で軽音部に入った朝の部活仲間の三森。ギターが得意で、新入生ながら先輩たちに交じって練習し、朝が羨望の眼差しを向ける存在だ。滝澤の趣味はギターと音楽鑑賞で、本作ではその類まれな音楽の才能を発揮している。映画のラストには早瀬と一緒に、元チャットモンチーの橋本絵莉子が手掛けた劇中歌『あさのうた』のバンド演奏をパワフルに披露している。(modelpress編集部)

◆田汲朝役/早瀬憩(はやせ・いこい/16)プロフィール

2007年6月6日生まれ。23年、日本テレビ『ブラッシュアップライフ』に門倉夏希の中学時代を演じて注目を浴びる。フジテレビ『うちの弁護士は手がかかる』(23)にも天野杏(中学生時代)役として出演。雪印メグミルク『雪印北海道バター』やSUPER BEAVER『決心』のMVにも出演を果たす。『違国日記』に続き、清水崇監督作『あのコはだぁれ?』(松竹)の公開が7月9日に控えている。

◆楢えみり役/小宮山莉渚(こみやま・りな/18)プロフィール

2005年7月14日生まれ、宮城県出身。20年のソフトバンク「5Gってドラえもん?」シリーズCMのしずかちゃん役ほか、21年の「パナソニック」、23年の湖池屋「ピュアポテトこの男、ピュアにつき。篇コンソメ」など話題の企業CMに出演。21年には『ヤクザと家族The Family』で映画初出演にして、主人公の娘役を演じ注目を浴びる。ほか出演作に『少女は卒業しない』(23)がある。22年にはダンスボーカルグループ「MISS MERCY」のRINAとしてデビュー。集英社「non-no」の専属モデルにも起用され、女優だけでなくモデル・アーティストとしても活躍の場を広げている。

◆森本千世役/伊礼姫奈(いれい・ひめな/18)プロフィール

2006年2月7日生まれ、群馬県出身。4歳より女優活動をスタートし、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」、「向こうの果て」(21/WOWOW)、「今度生まれたら」(22/NHKBSプレミアム)、『マイ・ブロークン・マリコ』(22)、『追想ジャーニー』(22)など数々のドラマ、映画、CMなどに出演。『シンデレラガール』『私が私である場所』(23)では主演を務める。その他、『ちひろさん』(23)、『この小さな手』(23)、DMMドラマ「EVOL(イーヴォー)〜しょぼ能力で、正義を滅ぼせ。〜」(23)、『毒娘』(24)など。

◆三森役/滝澤エリカ(たきざわ・えりか/18)プロフィール

2005年9月4日生まれ、東京都出身。雑誌やWEB、広告などで活躍中。日本語の他、英語も得意とするバイリンガル。2020年、瀬田監督の『ジオラマボーイ・パノラマガール』でスクリーンデビュー。『ちひろさん』(23)や、待機作として『わたしかもしれない(仮題)』が25年公開予定となっている。

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