うなぎ専門店「活鰻(かつまん)と鰻(うなぎ)の蒲(かば)の穂焼き 牛たん 馬刺し いづも 福島本店」(大阪市福島区福島5)が4月30日、JR福島駅近くに移転オープンした。(梅田経済新聞)

 炭火でウナギを焼く様子

 運営は飲食事業を手がけるスパイスワークス(東京都台東区)。2020年、大阪・福島にウナギのかば焼きと分厚い玉子焼きをのせた丼「そびえる鰻玉丼(うなたまどん)」が看板メニューのうなぎ専門店「いづも」をオープン。2店隣の2階建ての店舗に移転した。店舗面積は約30坪。席数は39席。

 フードは50種類以上。新メニュー「活鰻猛り(たけり)焼き」(4,389円、1日4食限定)は、生きたまま仕入れる愛知県三河一色産のウナギ1尾を、えんがわの唐揚げや骨せんべい、卓上の七輪で焼く白焼きなどさまざまな調理法で提供する。自家製のたれを含ませて土鍋で炊いたご飯が付くセット(440円増し)も用意。血抜きしてから5日間熟成させたウナギを低温調理し、バーナーで表面をあぶった「熟成鰻のたたき」(3,069円)も新たにそろえる。

 「サクふわ鰻串天」(495円)や「うな肝チーズどて煮」(759円)などウナギを使ったメニューのほか、「タレ漬け卵黄」(319円)や「カリカリゴボウのナムル」(429円)などの一品料理も用意する。

 ドリンクは約50種類。かば焼きのたれを使った「蒲焼きサワー」(439円)やさんしょうの風味が特徴の「白焼きサワー」(494円)などアルコールのほか、ジャスミンの香りを付けた茶葉を使う「茉莉(ジャスミン)緑茶」(1,188円)やクラフトコーラ(759円)などソフトドリンクをそろえる。

 ランチは、750グラムのたれご飯に分厚い玉子焼きとウナギのかば焼きをのせる「そびえる!!鰻玉丼」(2,990円)や甘辛く煮た牛肉300グラムをのせた「鰻牛丼」(3,390円)、鰻のかば焼きを2枚のせた「鰻重 巨人」(3,590円)など6種類を用意する。

 広報担当の近藤倫代さんは「移転前は観光客や20〜30代の若年層の利用が多かったが、30代以上の日本人にもウナギを楽しんでほしいと新メニューを考えた。身だけでなく骨や肝まで余すことなく提供しているので、ウナギの新しい可能性を楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時〜15時、ディナー=17時〜23時。