福本莉子と、SixTONESのジェシーがダブル主演を務める映画『お嬢と番犬くん』が、2025年春に公開されることが決定した。

本作は2018年12月より講談社「別冊フレンド」で連載がスタートし、アニメ化もされ現在累計発行部数が310万部(※2024年5月時点)を突破している同名コミックを実写化した青春ラブコメディ。極道の孫娘であることを隠し、平凡な青春と恋をすることを固く心に決めた高校生のヒロインと、彼女のお世話係で過保護すぎるがゆえに年齢詐称をして高校に裏口入学、事あるごとに極道であることがバレそうな言動をする若頭との笑いあり胸キュンありの攻防を恋愛駆け引き満載で描きだす。

主人公の女子高生、瀬名垣一咲を演じる福本は、2016年第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリと集英社賞(セブンティーン賞)を受賞し、ヒロインを演じた『今夜、世界からこの恋が消えても』(22)では韓国で公開された邦画実写作品において歴代2位の観客動員を記録。2023年にはドラマ「トリリオンゲーム」にも出演し近年目覚ましい活躍を見せている。そして瀬名垣組の若頭、宇藤啓弥を演じるジェシーは、SixTONESメンバーとしての活動と並行して俳優としても活躍。『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室』(23)やドラマ「新空港占拠」などで存在感を放っている。スリリングな高校生活、そしてヒロインの心に秘めたせつない恋。普通ではありえない、とんでもない青春を話題の2人が甘酸っぱくコミカルに紡いでいく。

そんな2人の普通じゃない青春を笑いを交えて演出するのは『ももいろそらを』(12)で第24回東京国際映画祭、日本映画ある視点部門最優秀作品賞を受賞し、『恋は光』(22)では第44回ヨコハマ映画祭で作品賞と監督賞の2冠を獲得するなど、手掛けた作品が高い評価を集める小林啓一。

近年、俳優として着実にキャリアを重ねている2人がダブル主演を務める本作。共演者などの続報も要注目だ!

■<キャストコメント>

●福本莉子(瀬名垣一咲役)

「初めてこのお話をいただいたときはいままで演じたことない役柄でとっても驚きました。一咲ちゃんは普段の私とは違う雰囲気の女の子なのでその魅力をどう表現するのか正直不安もありますが、ジェシーさんや監督と相談しながら一生懸命頑張りたいと思います。極道×青春という一見相容れないテーマですが、原作ファンの方にも初めて見ていただける方にも、平凡で幸せな恋と青春を目指す一咲ちゃんのまっすぐな恋心の行方を見届けてもらえると嬉しいです」

●ジェシー(宇藤啓弥役)

「オファーをいただいてからすぐに漫画を読み、アニメを見ました。啓弥というキャラクターはなんてカッコよくて可愛いずるい人なんだと思いました!!とにかくニヤニヤキュンキュンしっぱなしで、俺がこの人をやるのか!嘘でしょ?笑笑と思いながら想像しておりました!実写版で僕が啓弥を演じさせていただくということで興味ある人は見てもらい!興味ない人も是非是非じぇしじぇし見ていただけたらうじぇしーじぇす!正解は無いと思っているので僕なりの表現で伝えていきたいと思います。文句は言わないでください笑笑いつもと違ったジェシーをあたたかく見守ってくれたら嬉しいです。よろしくお願いいたします!」


●はつはる(原作)

「一咲役の福本莉子さん、啓弥役のジェシーさんをはじめとするキャストの皆さん、制作スタッフさんたちがどのように『お嬢と番犬くん』の世界を作り上げてくださるのか、いまからわくわくしております。私も脚本監修で少しお手伝いさせていただいたのですが、原作読者さんも原作未読の方も楽しめる内容になっていると思いますので、ぜひたくさんの方に観ていただきたいです」

●小池祐里佳(プロデューサー)

「人と違っていたとしても、胸を張ってなにかを好きだと言えること。それってすごく難しいなと感じていた十代の頃の自分を、この原作が笑いとときめきとともに抱きしめてくれたような気がして、映画化したいと強く思いました。可憐な守られヒロインのように見えて、実はしっかりした芯があり自分のために高校生活に挑む一咲。透明感があり凛とした強さを持つ福本莉子さんは、イメージにぴったりでした。そんな一咲だけに忠実な『番犬』である啓弥は、危険な香りがするのにどこか天然で憎めない魔性の男。自由奔放な言動でお茶の間を和ませながら、ライブではあふれだす色気と本能に突き動かされるかのようなパフォーマンスで観客を魅了するジェシーさんは、啓弥そのものだと確信しています。これからの撮影が楽しみで仕方ありません!」

文/スズキヒロシ