今週の日曜日は、東京競馬場で目黒記念(GII・芝2500m)が行われます。

 過去10年の目黒記念では意外にも6歳馬が好成績を残しており、4勝2着3回3着2回で複勝回収率は128%と高い数値を残しています。次いで、4歳馬が3勝2着2回3着2回、5歳馬が1勝2着5回3着2回となっています。

 一方で7歳以上の高齢馬は2勝3着4回と苦戦傾向にあります。過去10年の目黒記念では7歳以上の馬は46頭が出走。その中で馬券に絡んだのは僅か6頭ですので、ノーチャンスではないものの、ベテランの馬に高い評価を与えづらい一戦である事は確かです。

 今年の目黒記念には7歳以上の馬が複数出走を予定しています。それらの馬の取捨が的中を得るための鍵になりそうですし、高齢馬の評価は慎重に行いたいところです。

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 今週もケシウマの【残った馬】にご期待ください!

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
7歳以上の美浦所属馬(ただし、東京芝2500mの重賞連対馬は除く)
[0-0-0-17]複勝率0%
該当馬:クロミナンス
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるクロミナンスが該当しました。

 先述したように7歳以上の馬が苦戦傾向にある一戦ですが、その中でも美浦所属の高齢馬は24頭が出走し馬券に絡んだのは僅か2頭のみと悲惨な成績となっています。好走したのは17年フェイムゲームと19年ソールインパクト。この2頭は目黒記念と同じ東京芝2500mの重賞で連対していた実績がありました。フェイムゲームは14年にアルゼンチン共和国杯(GII)を制していますし、ソールインパクトは17年のアルゼンチン共和国杯で2着に好走していました。

 一方、そのような実績のない美浦所属の7歳以上の馬は全て馬券圏外となっています。高齢馬は能力のピークを過ぎている可能性が高く、それに加え東京芝2500mで行われる重賞に対しての高い適性を示せていない馬は軽視するのが正解と言えそうです。

 クロミナンスは美浦所属の7歳馬。これまでに東京芝2500mの重賞に出走した経験がなく、この条件への適性は未知数。これが人気薄ならばある程度のリターンも見込めるので、リスクを承知で狙う事も考えますが、クロミナンスは上位人気が有力な1頭。配当妙味は薄いですし、リスクを考えると魅力を感じられませんので軽視する事も視野に予想は組み立てたいところです。

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