<中日0−2巨人>◇7日◇バンテリンドーム

中日涌井秀章投手(37)が、中5日のマウンドで驚異の修正力を見せた。6回までわずか1安打。7回1死満塁から門脇に先制打を許し、丸に押し出し四球で降板となり、完全なる汚名返上とはならなかったが、ベテランらしさは存分に発揮した。

1日のDeNA戦(バンテリンドーム)で屈辱にまみれた。自己最短2/3回、8安打9失点でKOされた。プロ20年目で初めて1回を投げ切れず「次回しっかり調整します」と雪辱を期したマウンドだった。

坂本対策が課題に残った。2回に初安打を許すと、5回はストレートの四球。7回無死一塁では右前打でつながれ、決勝点への流れとなった。結果、自身2連敗となった。

連勝が止まり、借金1となった立浪監督は「前回のことがあった中で、きょうはしっかり投げてくれたと思います」とベテラン右腕の投球を評価。「あす早く点が取れるように全体でやっていきたい」と前を見据えた。