日本ハム柳川大晟投手(20)が、新庄剛志監督(52)から高級ネックレスをプレゼントされた。10日、支配下登録され、本拠地エスコンフィールドで会見が行われた。「ファイターズの優勝に貢献できるように頑張ります。(強みは)一番はストレートの強さと三振が取れることだと思うので、そこをこれからも出していきたいです」と意気込みを口にした。背番号は「123」から「95」に変更となった。

同席した新庄監督は「土下座じゃないですけど、それくらいお願いして」と、球団首脳に頼みこんだことを明かして期待した。3月に福島蓮投手(20)が支配下登録されたときには、高級スーツとサングラスをプレゼントした同監督だが、この日は高級ネックレスを贈呈。値段を問われると「187万円とお安くなっております」と、“テレビショッピングの口調”で紹介していた。

柳川は21年育成ドラフト3位で九州国際大付(福岡)から入団。191センチの長身を生かした最速157キロの直球が武器で、昨季はファーム13試合登板で防御率1・72と好成績を残した。今季は2軍で7試合に登板し3勝1敗、防御率3・66、19回2/3で25奪三振。4月25日DeNA戦では、米国帰りの筒香を155キロのストレートで空振り三振に斬るなど、アピールしていた。

「12球団NO・1」の抑え投手になれる素質があるとほれ込む新庄監督だが、まずは先発で起用する方針。「予定では、26日の楽天の試合で先発をさせたいと思ったんですけど、その後の交流戦一発目の甲子園、そこで投げさせてもおもしろいかなと…ちょっとその辺は考えていきたい」と検討。それを聞いた柳川は「先発を始めたばかりで、すぐチャンスくると思ってなかったので、うれしいです」と気を引き締めていた。

◆柳川大晟(やながわ・たいせい)2003年(平15)8月21日、大分・日出(ひじ)町生まれ。川崎小2年から川崎ジャイアンツで野球を始める。日出中時代は日出ボーイズに所属。九州国際大付では1年秋からベンチ入りし、2年秋からエース。21年育成ドラフト3位で日本ハム入り。昨季はイースタン・リーグ13試合登板で3失点、防御率1・72。右投げ右打ち。191センチ、92キロ。