<オリックス1−4ロッテ>◇14日◇沖縄セルラースタジアム那覇

オリックス8年ぶり沖縄主催試合は、6回表の開始まもなく強い雨で中断となり、そのままコールド負けとなった。

東が1回に3点を先制されるなど、5回途中4失点で3敗目。打線は6安打を放ちながら、中川の適時打の1点にとどまった。8日の秋田での楽天戦、11日の宮崎でのソフトバンク戦に続き、地方球場で3連敗となった。

チームの良くない流れを変えようとしたのか、いつもなら中嶋聡監督(55)が対応する報道陣への囲み取材に、まず水本ヘッドが登場。それが終わり、しばらく間を置いて、指揮官が姿を見せた。

「こういうね、ちょうど攻撃が終わった瞬間に降るなんて、素晴らしい…そこまでかいっ! っていうぐらい悪い流れじゃないですか」と、試合が成立した直後に雨脚が強くなったことを、自虐的な表現を交えながら振り返った。

中嶋監督は3戦連続1得点に終わった打線に関して言及。「ほんとにかみ合ってないですよね。1本ずつ出てるんやけど、それがまとまって出ないというか…。ここぞのところでつながらないといけないので。それはもう1回考えていかないといけない。そういう時の場所で、やっぱりかえす打撃をする人らがいなきゃいけない」と話した。

20敗目を喫し、借金は今季最多5に膨らんだ。チーム状況については指揮官は「切り替えをせなあかんの繰り返しなので。終わったわけでも何でもないですし、まだ5月ですし。どこかで振り切っていかなきゃいけないところは必ずあるんで。それがなかなか来ないなっていうのは、思いますけど」と言葉をつないだ。