2連敗中でJ2自動降格圏19位のJ1サガン鳥栖は8日、佐賀・鳥栖市内で11日ジュビロ磐田戦(ヤマハ)へ調整した。川井健太監督(42)が逆襲を誓った。

ミニゲームなどを終え、次戦へ「まだ上に行けると思っている。いいきっかけをつかむ試合にしたい」。順位浮上を期した。

J1で12試合23失点は2番目に多く、得失点差マイナス10と、攻守のバランスに欠ける険しい現実がある。

だが、失点に関しては「はがされた後の戻りや、ゴール前の部分を上げていかないといけない。個々の守備で粘り強くすることを意識づけたい」とし、特に課題のハイプレス修正を目指す。

さらに、相手の強烈2トップ対策にも言及。「2トップで15点ぐらい取っている。そこはしっかり抑えたい」とした。

成績が低迷する中で、SNS上ではクラブや監督批判が高まっている。だが、クラブとしては続投方針に変わりなく、川井監督に命運を託す。【菊川光一】