<明治安田J1:広島1−3鹿島>◇第14節◇15日◇Eピース

鹿島アントラーズが、2試合ぶりの勝利で3位を死守した。

苦手サンフレッチェ広島からは21年11月3日以来、5試合ぶりの勝利。その間は1分け3敗だった。

前半5分にDF植田直通(29)が、同15分にはFW鈴木優磨(28)が、ともに2試合連続のゴールを奪い、一気に主導権を握った。

後半は一時1点差に迫られたが、途中出場のFWチャブリッチ(29)がカウンターからダメを押した。

ランコ・ポポビッチ監督(56)は「本来見せるべき姿だった。1試合1試合、成長し続ける姿を見せられた。試合の中で波はあるが、みんなで整理し共有し、質を上げていきたい。やるべきことに、全員が集中できたのが大きかった」と振り返った。

前節東京ヴェルディ戦は3点リードしたものの、後半だけで3連続失点で3−3の痛恨ドローに終わっていた。

その引き分けをはさみながらも、ここ5試合は4勝1分け。首位ヴィッセル神戸と2位FC町田ゼルビアとは勝ち点3差をキープしたままの3位で、次節19日は神戸との大一番を迎える。