<スペインリーグ:Rソシエダード0−2Aマドリード>◇25日◇第38節◇レアレ・アレーナ

レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)が今季の戦いを終えた。前節出番のなかった久保は2試合ぶりに先発復帰し、4−3−3の右ウイングでプレーした。

いつも通り右サイドに張り、7分に縦に仕掛けて右足でクロスを上げるが、ザハリャンのヘディングシュートは枠上。それ以降、積極的に中に絞り、後ろに引いてパスをもらいに行ってゲームの組み立てに参加し、CKのキッカーを務めた。

また、27分に右サイドからカウンターを仕掛けたが、ペナルティーエリアに侵入する手前でファウルを受け、決定機を作ることができなかった。

久保は後半も右ウイングでスタート。立ち上がりから切れ味鋭いドリブルを披露し、クロスを狙っていく。そして16分、右サイドからドリブルで中に入り、ペナルティーエリア手前からシュートを打つが、惜しくもGKにファインセーブされた。

試合を通じて素晴らしい突破力や高いキープ力を見せ、チームメートと連係したものの、最後までAマドリードの堅固な守備をこじ開けることはできず、今季を終了した。(高橋智行通信員)