西武の蛭間拓哉外野手(23)と浜屋将太投手(25)が9日、埼玉県所沢市のベルーナドームで行われた1軍の全体練習に合流した。

 昨年ドラフト1位で入団した蛭間はルーキーイヤー、56試合に出場し、打率2割3分2厘、20打点、2本塁打の記録を残した。今年は自身初の開幕スタメンを目指していたが、春季キャンプ終盤から調子が上がらず2軍スタートとなっていた。イースタン・リーグで29試合に出場し、打率2割8分7厘、5打点、1本塁打。5日のオイシックス戦で4打数2安打1打点をマークするなど上昇気流に乗ってきた。

 最下位の西武はチーム打率が12球団ワーストの2割3厘と低迷しているだけに、起爆剤としての期待がかかる。蛭間は「思うように結果が出なくて悔しく、はやる気持ちはあった。でもファームでいろいろ教えていただいたおかげで良くなっている。成果を1軍で発揮したい」と意気込んだ。

 5年目左腕の浜屋はイースタン・リーグで主に先発として5試合に登板し、防御率1・73と好調をキープ。1軍では中継ぎ要員の見通しで、登板すれば1軍では3シーズンぶりとなる。「やってやろうという気持ちです」と力を込めた。

【次ページ】浜屋も1軍合流