◆西武―オリックス(25日、ベルーナドーム)

 西武の中村剛也(40)が2回、先制の6号ソロを放って通算477号となり、並んでいた金本知憲氏(元広島、阪神)を抜いて単独の歴代10位となった。

 カウント2―2からオリックスの先発左腕・曽谷龍平の148キロの速球を左翼スタンド中段に運んだ。

 直前の4球目も同じ高めの速球で、バットは大きく空を切り、苦笑いを浮かべながら何度も首をひねっていた。次に来た同じ球を逃さずにスタンドまで運んだだけに、「打ったのは真っすぐです。打てて良かったです」といつのように短いコメントで気持ちを表したが、ダイヤモンドをゆっくり一周する姿には満足感があふれていた。