原発に反対する中国電力の株主でつくる団体が、6月の株主総会で提案する「脱原発」を求める議案を提出しました。

中国電力に議案を提出したのは、原発に反対する中電の株主たちおよそ30人でつくる団体です。株主総会の前に毎年、提出していて、ことしは5つの議案をまとめました。

それによりますと、▽活断層の徹底した調査を行い、地震災害に耐えられるような安全対策ができない限り、島根原発の稼働は行わないことや、▽山口県上関町で調査が進む使用済み核燃料の中間貯蔵施設は建設せず、原発自体を廃炉にするよう提案しています。

「脱原発へ!中電株主行動の会」 溝田一成 代表世話人
「もう原発はダメよねと、会社自身がこんなお金のかかるようなものはやめるという判断を早くしてほしい」

木原省治 世話人
「1つの手段として株主総会において提案をする。そして株主というのは中国電力という会社にとって最も重視しなければならない存在だと思っています」

議案は、中電による株主資格などの審査を経て、6月26日の株主総会で提案・審議されます。