中国で日本の鉢巻きを巻いた人物が暴行を受ける動画が物議を醸している。

中国メディアの鳳凰網の8日付記事によると、動画は雲南省大理市で撮影されたもので、日の丸に「必勝」と書かれた鉢巻きをした人物に対し、周囲の人が罵声を浴びている様子が映っている。

口論が続いたが、その後、鉢巻きの人物は暴行を受け、花壇の付近に倒され押さえ付けられた。なお、鳳凰網が掲載している動画を含め、SNS上のほとんどの動画では暴行の瞬間の様子がカットされている。

中国のSNS・微博(ウェイボー)で770万超のフォロワーを持つブロガーは「この鉢巻きは旧日本軍が中国侵略戦争時に付けていたもので許しがたい。日本人であれば強制退去、中国人であれば拘留すべき」などと投稿した。

ネットユーザーからは「これは暴行ではなく、勇気ある行動だ」「これは殴打ではなく愛の教育」「暴行ではなく一種の本当的な反応だから理解できる」「殴られて当然」などと暴力行為を支持する声が相次いだほか、「公共の秩序を乱した罪で(鉢巻きの人物を)拘束すべきだ」との声も出ている。(翻訳・編集/北田)