2024年5月8日、韓国経済TVは「韓国のこどもの日連休、中国のメーデー連休、日本のGWが重なった4月末から5月初めに、CJオリーブヤングの観光商圏の売上高が3倍に増えた」と伝えた。

韓国のヘルス・ビューティーストア大手CJオリーブヤングによると、グローバル観光商圏とされるソウル、仁川、釜山、済州の約60の店舗の4月29日から5月5日までの売上高は、前年同期比3倍(220%)に増えた。

済州・蓮洞にある4店舗の売上高は6倍(510%)に増え、観光商圏の中で最も伸び率が高かった。ソウル・弘大の7店舗は409%、ソウル・明洞の6店舗は167%増加した。

OLIVE YOUNG

同じ期間、同社が外国人向けに運営するオンラインモール「オリーブヤンググローバルモール」の売上高も80%増加した。

同社関係者は「コロナ禍後に海外の消費者を狙った店舗運営戦略とマーケティングを行った成果が現れた」とし、「中でも済州島は、中国人観光客に人気のショッピングスポットになったことで売り上げも上がった」と説明したという。

韓国コスメがアジアを超え世界で注目されるようになった影響で、昨年のオリーブヤングの外国人売上高は前年比660%増加した。コロナ禍前の19年と比較しても4倍以上増加したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「オリーブヤングは韓国の自慢。韓国人から見ても最高」「オリーブヤングは韓国のドン・キホーテ」「いつからか韓国はアジアの美の聖地になった。ソウルに来たら美容観光」「海外に支店を出さず、韓国だけで運営するべき。観光客がたくさん来るように」などの声が上がっている。

一方で「韓国には売るものが化粧品しかないの?」「韓流を利用した文化コンテンツ商品を開発するべきだ。韓国にはショッピング戦略しかないのか」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)