Mrinmay Dey

[25日 ロイター] - 英資源大手アングロ・アメリカンはブラックロックなど主要株主から、同業の豪BHPグループによる386億ポンド(491億8000万ドル)の買収提案を巡り協議を続けるよう促された。事情に詳しい関係者が25日、ロイターに明らかにした。

アングロは22日、BHPによる3度目の提案を拒否したが、拘束力のあるオファーを出すまでの期限を1週間延長することには合意した。

BHPは29日までに提示しなければ、英国の買収規則の下、少なくとも6カ月間はアングロを買収できなくなる。

英紙フィナンシャル・タイムズによると、ブラックロックなど複数のアングロ株主はBHPと意味のある交渉を行うよう促した。主要株主のナインティー・ワンとサンラム・インベストメンツも、アングロに南アフリカのプラチナと鉄鉱石事業の切り離しを求めるBHP側の条件に懸念があるものの、協議を延長する決定を支持したという。

LSEGのデータによると、ブラックロックはアングロの株式9.6%を保有し、BHPの株主でもある。