[シンガポール 15日 ロイター] - シンガポールの副首相兼財務相だったローレンス・ウォン氏(51)が15日、第4代首相に就任した。首相交代は約20年ぶり。

ウォン氏は「第4世代(4G)」と呼ばれるリーダーの一人で、長期政権を維持してきた与党・人民行動党(PAP)により後継者に選ばれていた。ウォン氏は財務相の兼務を継続する。

ウォン氏は、1965年のシンガポール独立後生まれとしては初の首相。

ウォン氏は国民に向けて、「謙虚に深い使命感を持って」国を率い、「私の全精力を注いでいく」ことを誓った。

首相を退任したリー・シェンロン氏(72)は、慣例通り上級相として閣内にとどまる。リー氏は国父の故リー・クアンユー初代首相の長男。