Nidal al-Mughrabi

[カイロ 15日 ロイター] - イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏は15日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止を巡る交渉について、イスラエルが修正を加えたため行き詰まったと非難した。

ハマスは今月初め、イスラエルが合意し仲介国が提示した休戦案を受け入れると発表したが、イスラエル側は内容が弱められたなどとして拒否。カイロで開かれていた間接交渉は合意に至らず終了した。

ハニヤ氏はテレビ演説で「(イスラエルは)修正案も持ち込み、交渉が行き詰まった」と述べた。

戦闘終結のためあらゆる方法を模索するとも表明し、新たな間接交渉に応じる可能性を残した。

一方で「いかなる努力や合意も恒久的な停戦、ガザ地区全域からの完全撤退、真の囚人交換、避難民の帰還、復興、封鎖解除を実現しなければならない」とし、主要な要求事項を改めて強調した。

また、戦後のガザ地区からハマスを排除することに反対を表明し、「ハマスは全ての派閥と共に戦後のガザ地区管理について決定する」と述べた。