現地時間5月25日に開催されたFAカップの決勝で、マンチェスター・ユナイテッドは、宿敵マンチェスター・シティと聖地ウェンブリーで対戦。昨季は同じ舞台で1−2で敗れたなか、アレハンドロ・ガルナチョとコビー・メイノーの得点で2−1で勝ち切り、見事にリベンジを果たした。

 プレミアリーグは屈辱の8位に終わるも、シーズンの最後に大きなタイトルを掴み、ヨーロッパリーグの出場権も手に。エリク・テン・ハーフ監督は試合後、英公共放送『BBC』のインタビューで、満足げにこう語った。

「チームに賛辞を送りたい。自分たちのアイデンティティを発揮できた。とても強かった。私は1年中、君たち(メディア)に言っている。選手たちがフィットしていれば、良いフットボールができる。世界最高のチームを相手にとても良いパフォーマンスを見せた。

 地元のライバル関係というものはあり、自分の街のチームと対戦する時はより大きな意味合いが生まれる。でも私たちにとってはそんなことよりも、何度も挫折を味わってきた部分が重要だった。チームは回復力を見せてくれた。彼らを誇りに思うよ」
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 また、「チームに対する批判は不当?」と問われると、「そう思う。正しくはない」と回答。そのうえで、自身が指揮を執るこの2年で怪我人が続出している事実を強調した。

「選手が足りなかったんだ。同じような状況を繰り返してきた。いつも良いフットボールをしていたわけじゃない。常に妥協しなければならなかった。そうなると、やりたいフットボールはできない。フルメンバーが揃ったのは2年間で3、4回だった。今日だって、ハリー・マグワイア、ルーク・ショー、カゼミーロといった重要戦力を欠いていた」

 来季以降もテン・ハーフ体制は続くのか。注目が集まる去就の話題を振られた際は、「分からない。私のタスクはチームを整え、成長させるだけだ。これは私にとってのプロジェクトなんだ。自分が来た時は混乱していたと言える。今は良くなっている。我々が望む場所にはいないけどね」と伝えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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