昨夏にリバプールに加入した遠藤航が、ともに契約寸前にチェルシーに強奪されたモイセス・カイセドとロメオ・ラビアに次ぐ第3のプランだったのは周知の事実だ。

 結果的に、はるかに安い金額で獲得した日本代表MFがアンカーで奮闘し、この補強は大正解となった。

 一方で、カイセドは1億1500万ポンドの高額移籍金に見合った活躍ができず、ラビオに限っては、故障もあってなんとプレミアリーグでの出場は32分だけ。オーストラリアのメディア『OPTUS SPORT』は、今季のプレミアリーグで「最悪の補強」に選出し、こう評している。

「負傷したブルーズのスターは、チェルシーがなぜ今シーズンにこれほど高額な金額で彼を獲得したのかを証明できなかった」
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 チェルシーOBの元豪州代表GKマーク・シュワルツァーも同メディアで「ワースト補強」に挙げ、「彼は今シーズンずっと怪我をしていて、チェルシーでは獲得に4200万ポンドも払ったのに、1試合しかプレーしていない」と苦言を呈した。

 また、英紙『Mirror』のキーラン・キング記者も「ワースト移籍」に選出。こう酷評している。

「サウサンプトンでブレイクシーズンを過ごし、印象的な活躍を見せたラビアは、昨夏、5800万ポンドという驚異的な移籍金でチェルシーに移籍した。しかし、この20歳の選手は、スタンフォード・ブリッジに移籍して以来、プレミアリーグに出場したのはクリスタル・パレス戦の32分間のカメオ出演の1回だけ。(選出は)当然だ。

 遠藤で良かった――。リバプールのファンは胸をなで下ろしているだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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