プレミアリーグのチェルシーとアストン・ヴィラは、アスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズの獲得を断念する見込みであるようだ。8日、イギリスメディア『90min』が伝えている。


 現在21歳のN・ウィリアムズは、2013年夏にオサスナの下部組織からアスレティック・ビルバオのユースに加入し、2021年4月にトップチームデビューを果たした。翌シーズンには定位置を確保して公式戦40試合に出場すると、今では兄であるイニャキ・ウィリアムズらとともにクラブの攻撃陣を形成。今シーズンもここまで公式戦34試合出場7ゴール15アシストの成績を残しており、ラ・リーガで5位につけているアスレティック・ビルバオを牽引している。


 昨年12月にアスレティック・ビルバオと新契約を締結したN・ウィリアムズ。設定された契約解除金は5000万ユーロ(約84億円)と報じられるなか、アーセナルやチェルシー、トッテナム、アストン・ヴィラなどのプレミアリーグクラブが同選手の獲得を画策していると噂されていた。


 そんななか、同メディアは金銭的支出を理由にチェルシーとアストン・ヴィラがN・ウィリアムズの獲得を断念する見込みであると報道。同選手は現在週給約20万ユーロ(約3300万円)を受け取っており、獲得にはさらなる給料の増額が必要となることが大きな障壁となっているようだ。


 プレミアリーグの他にもレアル・マドリードやバルセロナからの関心も伝えられる同選手だが、来シーズンは何色のシャツを身に纏ってプレーすることになるのだろうか。