レアル・マドリードに所属するウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデが、EURO2024をもって現役を引退することを発表したドイツ代表MFトニ・クロースに惜別のメッセージを送った。


 現在34歳のクロースは2014年にレアル・マドリードに加入して以来、同クラブで数多くのタイトルを獲得。今季も衰え知らずのパフォーマンスでラ・リーガ制覇と6月1日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)の決勝進出に貢献した。


 そんなクロースに対し、バルベルデが自らのインスタグラムで以下のメッセージを投稿した。

 

「子供の頃、みんなアイドルがいたと思います。憧れの人、テレビで見ながら『大人になったらあの人みたいになりたい』と思った人」


「もしも私たちが想像力豊かな子供だったら、遠くにいて、触れることができず、そこに到達するのが難しいアイドルと一緒にサッカーをプレーすることを夢見ることができます」


「その少年は、私のことです。その少年は夢を叶え、ずっとアイドルとして憧れていた選手とプレーできたのです」


「今日、奇妙な感覚と熱くこみ上げてくるものを感じながら、あの少年は『あと10年あなたと一緒にプレーしたかった』と思っているでしょう。トニ、私はそう思っています。なぜなら私は、いつもあなたに憧れていたあの少年でいることを決してやめなかったのですから」


「今日1日中ずっと、私は何度も繰り返しこの手紙のことを考えていました。この想いを、あなたに話したことはなかったと思います。また、個人的にこれを伝えられるかもわかりませんでした。けれど、私はあなたに知って欲しいのです。私があなたを愛していること。そして、私という存在の一部は、あなたのおかげで作られたものだということを」


 そのバルベルデのメッセージに対し、クロースは以下のように返信。自身の後継者はバルベルデだと考えていることを示唆した。


「親愛なるフェデ。私にとって君がとても大切な人であることは知ってるよね。だって、私は君を選手としても、人間としても愛しているから。君には将来このクラブのキャプテンになるためのすべてが備わっている。いつも君のそばにいるよ! そして明日、別の話題についても話をしよう…。(クロースが長年背負ってきた)背番号8番のことを」



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