セリエA第38節の5試合が現地時間26日に開催された。


 すでに優勝を決めているインテルは敵地でヴェローナと対戦。マルコ・アルナウトヴィッチの2ゴールで2−2の引き分けに持ち込み、勝ち点94で2023−24シーズンを終えた。敗戦はわずかに「2」で、いずれも降格となったサッスオーロに喫したものとなっている。


 また、ホームでトリノに3−0で勝利した“ヨーロッパリーグ(EL)王者”アタランタが、前日の試合で敗れたボローニャをかわして4位に浮上。この結果、6位で今季を終えたローマがチャンピオンズリーグ(CL)ではなく、ELに回ることが決定した。なお、アタランタはフィオレンティーナとの延期試合を残しており、最終的には3位となる可能性を残している。


 ちなみに来季のCLには、セリエAからインテル、ミラン、ユヴェントス、アタランタ、ボローニャの5チームが参戦することが決定。最終節でエンポリに敗れた(1−2)ローマと、サッスオーロと引き分けた(1−1)ラツィオはELに出場することが決まっている。


 一方、フロジノーネ(勝ち点35)、ウディネーゼ(勝ち点34)、エンポリ(勝ち点33)の3チームで2枠を争う形となった残留争いは、降格圏にいたエンポリがローマに勝利し、フロジノーネとウディネーゼの直接対決でアウェイのウディネーゼが1−0で勝利した結果、最も優位な位置にいたフロジノーネの降格が決定。サッスオーロ、サレルニターナと共に来季をセリエBで戦うことになった。


■試合結果

▼5月23日(木)

カリアリ 2−3 フィオレンティーナ


▼5月25日(土)

ジェノア 2−0 ボローニャ

ユヴェントス 2−0 モンツァ

ミラン 3−3 サレルニターナ


▼5月26日(日)

アタランタ 3−0 トリノ

ナポリ 0−0 レッチェ

エンポリ 2−1 ローマ

フロジノーネ 0−1 ウディネーゼ

ヴェローナ 2−2 インテル

ラツィオ 1−1 サッスオーロ


■順位表

※()内は勝ち点/得失点差

1位 インテル(93/+67)

2位 ミラン(75/+27)

3位 ユヴェントス(71/+23)

4位 アタランタ(69/+31)

5位 ボローニャ(68/+22)

───────CL出場圏───────

6位 ローマ(63/+19)

7位 ラツィオ(61/+10)

───────EL出場圏───────

8位 フィオレンティーナ(57/+14)

───────ECL出場圏───────

9位 トリノ(53/0)

10位 ナポリ(53/+7)

11位 ジェノア(49/0)

12位 モンツァ(45/−12)

13位 ヴェローナ(38/−13)

14位 レッチェ(38/−22)

15位 ウディネーゼ(37/−16)

16位 カリアリ(36/−26)

17位 エンポリ(36/−25)

───────自動降格圏───────

18位 フロジノーネ(35/−25)

19位 サッスオーロ(30/−32)

20位 サレルニターナ(17/−49)