マンチェスター・ユナイテッドに所属するカメルーン代表GKアンドレ・オナナが、今シーズンについて語った。24日付けでイギリスメディア『BBC』が報じている。


 昨年7月にインテルからマンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍を果たしたオナナは、加入当初は自身のプレーがリーグ戦での不調やUEFAチャンピオンズリーグでのグループステージ敗退に寄与したとも報じられていた。同選手自身は「世界最高のキーパーと伝えられてここに到着したが、突然“ボン”という音がして何かが崩れた。何が起こったのかという感じだったが、これがサッカーの難しさだ。それでも自分がここに何をするために来たのか、そして自分が誰かをわかっている。立ち上がって戦うことを心に決めたよ」と振り返った。リーグ戦で8位に終わった今シーズンについては、「悪いシーズンや悪いスタートを迎えることはあるが、最も重要なのはどのように終えるかだ」と語った。


 25日に行われるマンチェスター・シティとのFAカップ決勝については「全員が負傷から復帰することが理想だが、それはどうしようもないことだ。隠れることはないよ、僕たちはビッグクラブだからね。前に進み、困難に立ち向かう必要がある。僕は前向きであり、状況は良くなると信じているんだ」とチームメイトの状態も含めながらコメント。


 また「シティがどれほど強いかは分かっている。彼らは現時点で最高のチームであり、僕たちはすでに2回敗れている。でも、高いモチベーションを保っているよ。彼らを倒したことによって成功したシーズンになるわけではないだろう、このクラブでプレーする以上、FWカップを勝つだけでは十分ではない」と語り、そして「しかし、タイトルの獲得は状況を良くするだろう。僕たちは勝つために戦いにいくよ」と語り、タイトル獲得へ意気込みを示した。