チャンピオンシップ(イングランド2部)のプリマス・アーガイルは25日、新監督に元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏が就任したことを発表した。クラブ公式サイトで伝えている。


 同クラブは「彼の任命は、長期かつ広範囲にわたる採用プロセスの結果、多くの経験豊富なマネージャーやヘッドコーチが面接を受けた結果のものだ。ウェインはアーガイルにとって最適な候補者として際立っていた」と今回の経緯を伝えた。また「ルーニーのマネージャーとしての経験は、彼の強い性格と逆境に立ち向かう能力を示している。ダービー・カウンティでの初めてのシーズンを通じて、クラブを取り巻く問題にもかかわらず、若いチームが55ポイントを獲得したことによって強調される。その後、彼はMLS(メジャーリーグ・サッカー)のD.C.ユナイテッドでも経験を積み、彼自身のスタンプをチームに押し付けることで結果が改善され、バーミンガム・シティでもマネージャーの経験を積んだ」とも伝えている。


 サイモン・ハレット会長は「面接プロセス全体を通じて、ウェインは情熱的で知識豊富な候補者であり、自らを証明し、マネージャーとしてのキャリアを発展させる意欲を示していた」とコメント。


 そしてルーニー新監督は「プリマス・アーガイルでこの役割を引き受けることは、私のキャリアでの次の完璧なステップのように感じる。私に対する信頼を示してくれた会長と役員に感謝したい。これはエキサイティングなプロジェクトの一部となる機会だ。グリーンアーミー(クラブの愛称)を楽しませることを楽しみにしている」「8月に開幕するチャンピオンシップシーズンを待ちきれないよ」とコメントを伝えた。


 現在38歳のルーニー氏は現役時代、長きに渡ってマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍。2020年の現役引退後はダービー・カウンティ、D.C.ユナイテッド、そしてMF三好康児が所属するバーミンガム・シティで監督を務めた。指導者としては今回が4クラブ目となり、今シーズン21位に終わったプリマス・アーガイルを上位に導けるのか注目が集まる。