ラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地は来季もラツィオでプレーすることを望んでいるようだ。25日、ラツィオのクラブ公式Xが、イゴール・トゥドール監督の発言を引用して伝えた。


 トゥドール監督は26日に行われるセリエA第38節(最終節)サッスオーロ戦を前にした記者会見で鎌田の去就について問われると、「鎌田の意思は残留だ。近日中にクラブと話をする必要があるが、彼は残りたいと思っている。我々はこの件が早く解決することを望むよ」と発言し、鎌田が来季もラツィオでのプレーを望んでいると語った。


 するとラツィオはトゥドール監督の発言をクラブ公式Xで投稿。鎌田がクラブに残留することを示唆した。


 現在27歳の鎌田は2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトへ加入。途中ベルギーへのレンタル移籍を経験しつつ、約5シーズンで公式戦通算179試合出場40ゴール33アシストという成績を残し、2021−22シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)制覇に大きく貢献した。その後、契約満了に伴い2022−23シーズン限りで同クラブを退団。昨年夏からはセリエAの強豪ラツィオでプレーしている。


 マウリツィオ・サッリ前監督の下では序列が低かったものの、3月のイゴール・トゥドール監督就任後は出番を増やしており、今シーズンはここまで35試合の出場で1ゴール2アシストをマーク。セリエAでは直近6試合連続でスタメン起用されている。しかし、クラブとの現行契約が6月末で満了となることから、その去就には注目が集まっている。