セリエA第38節(最終節)が26日に行われ、5位アタランタと9位トリノが対戦した。


 ヨーロッパリーグ(EL)を制し、EL王者枠でのチャンピオンズリーグ(CL)出場が決まっているアタランタは、消化試合となった最終戦でも主力をスタメンで起用。対するトリノは、アタランタが5位となり、自チームが9位でシーズンを終えると来季のカンファレンスリーグ出場権を手にできる状況だった。


 試合は、モチベーションの高いトリノが攻勢に出たが、先制したのはアタランタ。26分、ボックス手前でパスを受けたジャンルカ・スカマッカが、素早い反転から強烈なシュートをゴール右に突き刺した。さらに43分、EL決勝でハットトリックを達成し、優勝の立役者となったアデモラ・ルックマンがこぼれ球に反応して加点。ホームのアタランタがリードを2点に広げて試合を折り返した。


 結局、後半にもマリオ・パシャリッチのPKで1点を加えたアタランタが3−0で勝利。前日の試合で勝ち点を落とし、4位に後退していたボローニャをかわしてアタランタが4位に浮上した。この結果、EL王者枠のアタランタがCL出場枠(1〜4位)に入り、5位のボローニャがCL追加出場枠に。アタランタが5位だった場合に追加出場枠でCL参戦が認められるはずだった6位ローマの希望は絶たれ、来季もEL出場となることが決定した。


 なお、アタランタは第29節延期分のフィオレンティーナ戦を6月2日に残しており、


【スコア】

アタランタ 3−0 トリノ


【得点者】

1−0 26分 ジャンルカ・スカマッカ(アタランタ)

2−0 43分 アデモラ・ルックマン(アタランタ)

3−0 71分 マリオ・パシャリッチ(PK/アタランタ)