二軍で5試合連続QS記録していた仲地が今季初先発

中日・仲地礼亜とヤクルト・松本健吾のインフォグラフィック


中日の2022年ドラフト1位右腕、仲地礼亜が26日のヤクルト戦(バンテリンドーム)で今季一軍初登板初先発する。

2年目を迎えた右腕は春季キャンプこそ一軍スタートだったが、結果を残せず開幕は二軍で迎えた。ウエスタン・リーグではここまで8試合に登板して3勝2敗、防御率3.23の成績。直近では19日の阪神戦(蒲郡)に先発し、8.1回115球を投げて6安打12奪三振2失点の力投。5試合連続でQS(6回以上自責点3以下)を記録し、一軍切符を掴んだ。

ヤクルト戦には昨季2試合に先発して0勝2敗、防御率10.50とツバメ打線に苦戦。主砲・村上宗隆に本塁打を許すなどプロの洗礼を浴びた。ただ、登板はいずれも敵地・神宮で今回初めて本拠地で対戦。昨年のリベンジを期す。

昨日の試合では昨季途中に加入したメヒアが7回3安打無失点の快投で完封勝利に貢献した。仲地にとっては先発ローテを争うライバルだけに、同じ2年目の助っ人右腕に負けない投球を見せたいところだ。

一軍デビューで圧巻の投球見せた松本

一方、ヤクルトの先発は松本健吾。トヨタ自動車からドラフト2位で入団した右腕は、開幕二軍スタートとなるもイースタン・リーグで4試合(先発は2試合)に登板、3勝無敗、防御率0.47と安定感抜群の投球を見せ、15日の広島戦(松山)で一軍デビューを果たした。

そのプロ初登板初先発のマウンドで圧巻の投球を披露。3回まで毎回ランナーを背負うも要所を締めて無失点に切り抜けると、4回以降は広島打線に1本のヒットも許さず、9回118球を投げ、3安打無四球10奪三振の好投でプロ初完封勝利を挙げた。

ルーキーによるプロ初登板での完封勝利は2008年の大場翔太(ソフトバンク)以来、16年ぶりの快挙だった。衝撃デビューを果たしたルーキー右腕は、今日の中日打線相手にどんな投球を見せるのか。前回の快投がフロックでないことを証明したい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
DeNA・大貫晋一−広島・アドゥア誠(横浜)
阪神・才木浩人−巨人・菅野智之(甲子園)

【パ・リーグ】
楽天・岸孝之−日本ハム・柳川大晟(楽天モバイル)
西武・ボー・タカハシ−オリックス・鈴木博志(ベルーナドーム)
ロッテ・岩下大輝−ソフトバンク・C.スチュワート・ジュニア(ZOZOマリン)

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