日本代表復帰を目指すラツィオのMF鎌田大地(27)が、契約を延長して来季残留を決断したと7日付のコリエレ・デロ・スポルト紙が報じた。既にロティート会長にその旨を伝えたという。

 鎌田は昨夏、ドイツ1部Eフランクフルトから3年延長のオプションが付いた1年契約で加入。サリ前監督下ではポジションを失い、1年での移籍が確実視されていたが、トゥドル監督が就任した3月に状況が一変。定位置を奪い返し、新指揮官からも残留を強く要請されていた。

 去就が注目されていた鎌田を巡っては、同じセリエAのナポリやユベントスほか、ドイツ1部ボルシアMG、Eフランクフルト時代の恩師グラスナー監督率いるイングランド・プレミアリーグのクリスタル・パレスなども獲得に興味を示していると報じられていた。

 日本代表の森保一監督(55)は先日の欧州視察でラツィオの試合にも足を運んでおり、復調した鎌田が6月のW杯アジア2次予選2試合(ミャンマー戦、シリア戦)で復帰する可能性は高そうだ。